家族に亡くなられた方がいた場合、喪中はがきを出し、年賀状を出すことを控える習慣がありますよね。一方で、浄土真宗では、喪中はがきを出すことを否定する見方があります。なぜなら、死は誰もが避けられない事であり、死して命を終えた後に往生し仏となる浄土真宗の教えからみれば、喪中として殊更に死を遠ざけようとしたり、死を穢れとして避けるような見方はおかしなものだからです。ただし、家族の死が悲しみなのは同じなので、とても新年を祝う気になれず、年賀状を遠慮することを、いわゆる喪中はがきとしてお知らせすることもありかなとも住職は思います。

さて、この度、妻の母や姉が往生したわけで、私も年賀状はどうしようかと考えました。結局、年賀状を出すことにしました。喪中はがきの有無というより、その死をどのようにいただくかの方が大切です。そこで、年賀状の中で、触れながらも、新年をご挨拶をするということにしたのです。よろしければ、一例として受け取ってもらえればと思います。

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【年賀状】
新年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末、妻の母や姉が往生しました。
「死の縁 無量なり」の言葉がしみいります。
無量寿・不可思議光の阿弥陀仏によって、
仏となられた方々に導かれ、改めてお念仏とともに歩む一年の始まりです。

南無阿弥陀仏

【この記事は、2022(令和4)年1月1日(土)に更新しました。】

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2022(令和4)年度の萬福寺の行事

4月17日(日)午前
10〜14時 降誕会法座
初参式とビンゴ大会は未定

7月10日(日)午前
9時〜 仏教婦人会総会
10〜12時 永代経法座
おときは未定

11月13日(日)午前・午後
10~15時 報恩講法座
午後は中止の場合あり

各法座とも読経と法話、があります。
門徒内外問わず、初めての方も大歓迎です。
ご仏前と念珠と仏教を聞く心をご持参下さい。
皆さんのお参りをお待ち致しております。