2019(令和元)年11月7日(木)14:00〜16:30、山口別院にて、山口教区第３ブロックでの「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)人権啓発推進僧侶研修会に参加しました。これは、山口北組、山口南組、華松組、宇部小野田組、厚狭西組、宇部北組で合同で行われ、萬福寺が所属する宇部北組からは７名の参加でした。

2017(平成29)年10月に山口教区内の寺院に差別はがきが投書された事件をきっかけに、今一度、部落差別について学び、その解消に向き合うことを目的になされている研修会です。去年度は、宇部北組独自にも研修会を行い、さらに同じく第３ブロックの研修会にも参加しました。

今回は「み教えと差別の現実について」との講義をいただき、経典などにある差別的にみえる表現や言葉について学びました。栴陀羅(せんだら、部落差別に関わるとされる)、女人往生(女性差別に関わるとされる)、根欠(障がい者差別に関わるとされる)などが例示されました。

阿弥陀仏は全ての者を仏にしてみせると誓い、願い、はたらき続けておられます。その阿弥陀仏についてお釈迦さまが説かれた経典においては、その仏さまの心から読みいただかねばなりません。経典を仏心で読まずに、私たちの差別心で読むと、間違えてしまいます。私自身は実はまだ読みきれていないのですが、これからも全てのものをすくう阿弥陀仏のお心をいただきながら、経典に触れていきたいと思います。その中で、差別の問題にも向き合い続けます。

南無阿弥陀仏

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