が掲げられています。以前にも学習会がありました。

今回は、お寺の僧侶でもあり、熊本の光明(ひかり)童園の理事長でもある方のお話しを聞きました。現在の貧困と子どもの問題点について、ひとり親家庭の多さとともに、親子の孤立化をあげられていました。誰にも相談できずに、子育てに悩むなかで、虐待をしてしまう親自身も苦しんでいるのです。もっと社会全体で関わり合いながら、子どもを育てる社会が必要です。

また、平成7年の調査では、「子どもを育てるのは楽しいですか？」という質問に、「楽しい」と答えたのは、日本は20.8%でした。ちなみに、アメリカは67.8%、韓国は51.9%だそうです。子育てを苦しみの中で行っている社会なのだと改めて気づかされました。

貧困は経済的な問題として社会全体の課題です。一方で、金銭的な問題とは別に、困っている親子と社会や私たち自身が切り離れてしまっている事も問題なのですね。私たちに何ができるのか。知ること、そして関わろうとすることから始めます。